「体重が増えた、ただそれだけ」と
見過ごしていませんか?
少しの体重増加や、お腹周りが気になり始めたとき、体内ではインスリンの「限界」が始まっています。
肥満が糖尿病を招き、血管を蝕んでいくメカニズムを、立川市の糖尿病内科、たもり内科クリニックが紐解きます。

飢餓を生き抜いた遺伝子と、
飽食の現代のミスマッチ。
太古の昔から、飢饉などにより食糧が手に入りにくい時代が長く続いた為、人類の身体は入ってきたエネルギーをいかに効率よく「脂肪」として蓄えるかという、生存のための優れた蓄積システムを何世代にもわたって磨き上げてきました。
しかし、いつでも飽食できる現代社会において、このシステムは牙を剥きます。体重が増加すると、細胞がブドウ糖を取り込む感度が鈍くなり、より多くのインスリンが必要になります(インスリン抵抗性)。
さらに、私たちアジア人(日本人)は、欧米人に比べて膵臓のインスリン分泌能力が遺伝的に半分程度しかありません。そのため、わずかな肥満(BMI 25前後)や内臓脂肪の蓄積だけでも膵臓の「蛇口」が枯れ果て、血糖値の急上昇を招きやすいのです。

「少し太った」という変化は、膵臓が過労死寸前で働いている、体からの静かなSOSなのです。
その「少しの体重増加」は、
体からの警告 かもしれません
「まだ大丈夫」「太りやすい体質だから」と見過ごしていませんか?
肥満の裏で、あなたのインスリン分泌能力は徐々に限界を迎えているかもしれません。
健康診断で「BMI 25以上」
BMI(体重kg ÷ 身長mの2乗)が25を超えている、または過去数年で体重が5kg以上増えた方は注意が必要です。特に日本人は少量の脂肪蓄積でも膵臓に過剰な負担がかかります。
お腹周りがぽっこり出てきた
男性で腹囲85cm以上、女性で90cm以上ある場合、内臓脂肪が蓄積している証拠です。この内臓脂肪こそが、インスリンの働きを邪魔する「インスリン抵抗性」の主原因となります。
食後の異常な眠気と空腹感
食後に強い眠気に襲われたり、しっかり食べたはずなのに数時間後にまた強い空腹感を感じる場合、血糖値が乱降下する「血糖値スパイク」や、インスリンの過剰分泌が起きている恐れがあります。
血圧・脂質の数値も高い
血圧が高めである、中性脂肪が高い、善玉コレステロールが低いといった異常が複数重なるほど、糖尿病の発症リスクや、心筋梗塞・脳卒中などの生命を脅かす動脈硬化症のリスクが幾何級数的に増加します。
「心身一如」の減量。
それは、笑顔で天寿を
全うするためのもの。

数値の管理だけではない、こころと身体の両面からアプローチする、たもり内科クリニックの基本理念。
当クリニックは、患者さまに「食べるな」「運動しなさい」とただ突き放すような指導は行いません。 大人の生活習慣を変えること、特に体重を減らすことは非常に強い精神的ストレスを伴うことを深く理解しているからです。 東洋医学にある「心身一如(こころとからだは一体である)」の教えの通り、こころの健やかさを無視した無理な食事制限や運動は、決して長続きしません。
糖尿病治療の究極の目的は、単に「体重を減らすこと」や「血糖値を下げること」ではありません。 10年、20年先も血管を正常に保ち、脳卒中や心筋梗塞、認知症といった、日常生活に必要な最低限の動作を奪う病気(ADL低下)を防ぐことにあります。 そして人生の最期に「いい人生だった」と笑顔で天寿を全うできること。そのためにこそ、今できることがあります。
かつて私が血管外科医として、動脈硬化が進み下肢切断に至る患者さまを目の当たりにしたとき、強く思いました。「重大な合併症(脳卒中や心筋梗塞、足の切断など)という『破壊的な怪獣(ゴジラ)』が体に襲いかかる前に、水際で食い止めなければならない」と。 肥満やメタボリックシンドロームは、まさにその危険がまだ遠く、体に重大な被害が出ていない段階です。あなたの膵臓にどれだけの力が残っているかを見極め、こころに寄り添いながら、未来を守るための無理のない一歩を共に歩み出しましょう。
診断に、確かな根拠を。
肥満によるインスリンの効きにくさ(インスリン抵抗性)や、膵臓の疲れ具合を客観的な数値で可視化します。たもり内科クリニックは、お一人おひとりの膵臓の「残された力」に合わせた治療をご提案します。

HPLC方式 HbA1c精密測定
大学病院等と同等の高精度なHPLC方式装置を用いて、その場で約数分でHbA1cを即時測定。過去1〜2ヶ月間の血糖トレンドを正確に把握します。
Cペプチド検査(インスリン分泌能評価)
膵臓から分泌されるインスリンの量を正確に評価します。肥満によってインスリンが過剰に分泌されて膵臓が疲弊しているか、あるいは分泌自体が低下しているかを見極める極めて重要な検査です。
グリコアルブミン(GA)測定
直近2週間の短期的な血糖変動を反映する指標です。減量アプローチや食事療法の成果が数値として早期に表れるため、治療モチベーションの向上とタイムリーな治療調整に役立ちます。

24時間 血糖可視化(CGM)
持続血糖測定器を装着することで、食事や睡眠に伴う血糖値の微細な変動パターンをリアルタイムで追跡。肥満や内臓脂肪が引き起こす「隠れた食後高血糖」を逃さず可視化します。
「痩せればいい」という単純な話ではない、
肥満と糖代謝の真実。
体重の数値を減らすことだけが目的ではありません。大切なのは、あなたの細胞と膵臓が健やかに機能し続け、将来の動脈硬化症や合併症を防ぐことです。その仕組みと向き合ってみましょう。
なぜ「ただ痩せるだけ」のダイエットでは糖尿病対策にならないのですか?
単に体重を減らすだけの急激な食事制限などは、脂肪だけでなく筋肉量を減らし、代謝やインスリン感受性をかえって悪化させることがあります。本当に重要なのは、「インスリン抵抗性」を改善し、膵臓を過労から解放することです。そのためには、個人の膵臓の能力に基づき、内臓脂肪をターゲットにした無理のない医学的アプローチが必要になります。
「体重の数字だけを追うのではなく、膵臓を休ませるためのアプローチを共にデザインします。」
BMIが25未満でも、内臓脂肪型肥満(メタボ)や糖尿病になるリスクはありますか?
はい、十分にあります。これを「非肥満型メタボ」あるいは「隠れメタボ」と呼びます。日本人をはじめとするアジア人は、皮下脂肪よりも内臓脂肪が溜まりやすく、またインスリンの分泌能力が低いため、BMIが標準(18.5〜25未満)であっても、内臓脂肪が蓄積しているだけで高血糖や脂質異常が生じやすいのです。
「『太っていないから大丈夫』という外見の安心は、アジア人の体質においては当てはまらないことがあります。」
「肥満は自己責任、意志が弱いから」と言われ、受診をためらっています。
肥満やそれに伴う糖尿病は、決して意志の強さや自己責任の問題ではありません。生物が飢餓を乗り越えるための進化プロセスと現代の環境との不一致、そしてホルモンバランスの乱れ(食欲を調整するレプチンなどの異常や、インスリンの効きにくさによる飢餓感)が引き起こす「医学的病態」です。私たちは患者さまの心に寄り添い、治療のパートナーとして共に進みます。
「『こころとからだ』は一体です。自分を責めるのをやめ、医学の力を頼ってください。」
将来の健康リスクを抑え、
安心できる今日を積み重ねるために。
当院では、一般的な検診では見過ごされやすいインスリン抵抗性や膵臓の余力を可視化し、こころと身体に配慮した減量・代謝管理をサポートします。
あなたの健康への不安を、「気のせい」で終わらせません。
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糖尿病スペシャリスト
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