数字の改善は、
あなたがずっと「歩き続ける」
ための手段です。
「未然に防げなかったのか?」
院長・多森芳樹がかつて血管外科医として、重症化した糖尿病の結果「足を失う」患者さまを前に、何度も抱いた悔しさがすべての原点です。
糖尿病は、気づかないうちに体中の血管を傷め、歩く自由を奪ってしまうことがあります。だからこそ、私は「起きてしまったことを直す」外科医から、「起きる前に守り抜く」糖尿病の内科医に。三十数年の経験のすべてを使い、あなたが最後まで自分の足で立ち、自分らしく過ごせる人生を支えます。
当院の特徴
正確なデータと、あなたの「生活」を一つに。
HbA1cなどの検査数値は、治療の指針として欠かせない「事実」です。 当クリニックでは、この正確なデータを土台にしながら、その数値が生まれた背景にある「あなたの日常」に耳を傾けます。 数値だけを見て言葉を重ねるのではなく、あなたのライフスタイルに無理なく寄り添う治療を、対話を通じて共に創り上げます。
「糖尿病」と「血管」。二つの専門眼。
当クリニックは、糖尿病内科と血管外科の両方を標榜しています。血糖値の管理と並行して、「血管そのものの健康状態」も専門的に評価。 糖尿病が全身の血管に与えるダメージを一つの窓口でチェックし、足のトラブルや心臓疾患を防ぎます。二つの視点を持つ主治医だからこそできる、一歩踏み込んだ全身管理をご提案します。
糖尿病を正しく理解する
原因やアプローチは人それぞれ。正確な鑑別から治療は始まります。
日本の糖尿病患者の約95%が「2型」です。
2型糖尿病(生活習慣病型)
体質(遺伝)に過食、運動不足、ストレス、加齢などの生活習慣が重なり、インスリンの分泌が低下したり、効き具合が悪くなったりする状態です。初期段階ではほとんど自覚症状がないため、定期的な検査が極めて重要です。
Plan
食事・運動の最適化をベースに、必要に応じてGLP-1受容体作動薬や最新の内服薬を検討します。

1型糖尿病(インスリン欠乏型)
02生活習慣とは関係なく、膵臓のインスリンを出す細胞が破壊されることで発症します。急激に発症することが多く、生存のためにインスリン注射による補充が欠かせません。
Plan
持続血糖測定器(CGM)などの最新デバイス動向も踏まえ、安定したインスリン補充と、生活の質(QOL)の維持を両立させます。

緩徐進行1型糖尿病(LADA)
成人してからゆっくりと進行する1型糖尿病の一種です。当初は2型と誤認されやすいですが、抗体検査等による正確な診断が、将来の膵臓機能の保護と適切な治療選択に直結します。
Specialized Approach
長期的なリスクを見据え、初期段階から「膵臓を休ませる」戦略的な治療を提案します。
妊娠糖尿病
妊娠中に初めて発見される、糖尿病には至らない程度の糖代謝異常です。母体と赤ちゃんの安全を最優先に、食事療法を中心とした厳格な管理と、産後の将来を見据えたフォローを行います。
Maternal Care
産婦人科と密に連携し、お母様と赤ちゃんの「一生の健康」を守るサポートをいたします。
糖尿病が本当に怖いのは、
「沈黙の合併症」にあります。
糖尿病の三大合併症
糖尿病性網膜症
眼の底の血管が傷つき、視力が低下。成人の失明原因の主要な疾患の一つとなっている、極めて深刻な病態です。
糖尿病性腎症
腎臓のフィルターが詰まり、機能が低下。現在、日本で新しく人工透析を導入する原因の上位(約4割)となっています。
糖尿病性神経障害
三大合併症の中で最も早期に現れる障害です。足の感覚が鈍くなって怪我に気づかず、切断に至る恐ろしい足壊疽(そ)のリスクも含んでいます。
「一生、自分の足で」この当たり前を、守り抜く。
介護が必要になる大きな原因には、脳梗塞や心筋梗塞、そして足のトラブルがあります。これらはすべて糖尿病と深く関わっています。血管の専門家として、私は血糖値を下げるだけでなく、あなたの「全身の血管」を最後まで守り抜く。その強い信念を持って、日々の診療にあたっています。十年後、二十年後も、あなたが今と同じように自分の足で人生を歩み続ける。その未来をあなたと共に死守することが、私の医師としての誇りであり、使命です。
診断の質を支える、
検査体制。
迅速なHbA1c測定
当院では院内に高精度測定機器(アークレイ社製 Adams A1c HA-8181)を完備。約38秒/検体のスピードで結果を提示し、その場ですぐに治療方針を相談できます。

Arkray / Adams A1c HA-8181
大学病院でも信頼される、HPLC方式のフラッグシップ機。
Cペプチド(CPR)検査
「豆腐を作るとおからができる」ように、インスリン生成と同時に作られる物質(Cペプチド)を測定。膵臓のインスリン分泌能力を正確に評価します。
グリコアルブミン(GA)
直近2週間の状態を反映。治療プランの変更直後など、細かなチューニングに有効です。
グルコースモニタリング(CGM/FGM)
FreeStyleリブレを使用したFGMスキャンや、FreeStyleリブレ2を使用したCGMを導入し、皮下に装着したセンサーで、24時間の血糖変動をリアルタイムに測定。就寝中や食後の「隠れ高血糖」を可視化し、より精密な治療調整を可能にします。

Abbott / FreeStyle Libre series
血糖変動を可視化する、次世代の検査デバイス。

糖尿病の診断基準
Threshold※上記のいずれかと、別日の再検査、あるいはHbA1c 6.5%以上の同時確認等により「糖尿病型」と診断されます。
基幹病院との
「地域連携」による安心。
糖尿病診療は、日々の管理と同時に、必要な時に最適な高度医療を受けられるバックアップ体制が不可欠です。当院は周辺の基幹病院と「顔の見える」密接なネットワークを構築。精密検査や入院治療が必要な際も、速やかに連携を図ります。
その時、「いい人生だった」と
笑えるように。
私の思う本当の健康とは、健やかに生きて、康(やす)らかに幕を閉じること。
治療のゴールは、「検査の数値を良くすること」そのものではありません。 あなたが人生を振り返ったときに、笑顔でいられること。 そのために、私が持っている知識と経験を、どうか力として使ってください。 あなたの人生の伴走者として、全力でサポートいたします。